男女逆転トイレ世界

(はやく・・・・・・。) 冷や汗をかきながら足をすり合わせる男子生徒。 (頼むからはやくしてくれ・・・・。) 彼の見つめる先には薄汚れた扉が1つ。 (はやくしてくれないともう・・・・漏れる!!) オシッコが漏れそうなのだ。 しかし目の前の扉には使用中を示す赤い印。 (ああっ・・・ヤバイッ、ヤバイ!! マジでもう漏れそうだ!!) 男子生徒の膀胱は限界寸前。 今にも彼の履いている真っ白なブリーフを黄色いオシッコで濡らしてしまいそうな勢いだ。 「あー、気持ちイイ〜!!!!!!!!」 隣から聞こえてくる声に思わず顔を動かす。 女子生徒が立ったままジャージとショーツをずりおろし小便器に向かって勢いよく放尿していた。 「はぁぁ・・・・スッキリした〜!!!」 (気持ちよさそう・・・・ああ、俺も早くスッキリしたいのに・・・・。) 激しい尿意に加え羨ましさと情けなさが男子生徒を襲う。 「おい!! 何みてんだよ!! 」 女子生徒の声に驚き慌てて前を向く男子生徒。 「えっ? 何? 男にションベンしてるところみられたの!?」 「マジかよ! 男ってほんとやらしいよね!!」 女子生徒たちが罵り始める。 (うるせー!! 見たくてみていたわけじゃねーよ!! ここしか便所がないんだからしょうがないだろ!!) 泣きたい気持ちになる男子生徒。 実際ここのトイレは男女共用で小便器と個室が1つづつ。 トイレの男女が逆転したこの世界では男子が使えるのは個室のみ。 遠足の間ずっとオシッコを我慢していた男子生徒たちは全員たった1つの個室に並ぶしかなかったのだ。 (あっ!! 空いた!!) ようやく目の前の個室のドアが開いた。 急いで飛び込む男子生徒。 (うわ・・・汚ね・・・・なんでションベン飛び散ってんだよ!!) 和式便器の周りが濡れて汚れていることに驚く男子生徒だったがそれどころではない。 (ああっ! 漏れる!! 漏れちゃう・・・・・ヤバイヤバイヤバイッ!!) 左手で前を押さえながら右手でジャージの紐をほどきにかかる男子生徒。 急いで・・・しかし絡ませないように慎重に・・・。 なんとか無事に紐をほどくとジャージとブリーフを同時につかみずり素早くおろすと同時にしゃがみ込み勢いよくオシッコを放出する。 (は・・・はぁ・・・・セ、セーフ?) 下を見ると僅かに黄色いオシッコをこぼしてしまったもののブリーフはほぼ真っ白なままであった。そして。 (あああああっ・・・・・しまったぁああああ!!!) 狙いを定める余裕がないほど焦っていたためオシッコが便器の外にこぼれていた。 慌てて身体を動かし軌道修正するも既にかなりの量のオシッコが床を汚してしまっていた。 (どうしよう・・・・・余計汚しちゃった・・・・。このままじゃ・・・・。) 考え込もうとする余裕もなく後ろから聞こえる扉をたたく音。 「お、おい!! 急いでくれよ!! 並んでるんだよ!!」 切羽詰まった声が聞こえてくる。 (そうだった・・・・。我慢してたのは俺だけじゃないんだ!!) 急いで個室を出る・・・・ことはできなかった。 終わった後に紙で拭かないといけないのもこの世界の男子の辛さだ。 「まだかよ・・・・おい!! こっちはもう限界なんだよ!!」 後ろから聞こえてくるドンドンという音に焦る男子生徒。 (ああっ、もううるさいな・・・・。もういいや急ごう!!) 十分に拭かないままブリーフを履き直しお尻を包む。 同時に広がる不快な濡れた感触。 せっかく守り切った真っ白ブリーフを黄色く染めてしまったであろうことが予想できたが後悔しても仕方がない。 焦りながらジャージも履き直し紐を締め、水を流して個室を出る。 「やっと出た・・・・トイレトイレっておい!! なんでこんなに汚れてんだよ!!」 後ろから聞こえる怒鳴り声に顔が熱くなり早足に個室を去る男子生徒。 この世界ではよく見られる光景だ。 (どうしよう・・・・。) 泣きそうな顔で行列に並ぶ別の男子生徒。 (こんなの絶対に無理だよ・・・・。) 限界寸前にも関わらず列に並ぶのが遅れてしまった彼。 10分ほど必死に耐えていたのだがまだ半分ほどしか進んでいない。 (1人当たり1分かかるとして前にいる人数は・・・・・ああっ、漏れちゃうよぉ・・・。) 「あー、もうっ!! トイレ並びすぎだし!!」 隣の小便器の個室と比べればはるかに短いに並んでいた女子生徒が叫ぶ。 (はぁ・・・、なんだよそれ・・・・・。俺たちの方がずっと・・・・・。) 「もういいや!! アタシ立ちションしてくわ!!」 そういうと女子生徒は列を離れて走っていった。 (ふざけんなよ・・・・俺の方がずっと我慢してるのにずるい・・・・・俺だって立ってできれば草むらで思いっきりシャアアアアって・・・・。) シュシュシュシュッ・・・・・・。 「あっ!」 余計なことを考えたせいでわずかにオシッコをちびってしまった男子生徒。 慌てて前を押さえるも既にかなりの量をちびってしまっていた。 (どうしようどうしようどうしよう!!) 焦りで頭の中が真っ白になる男子生徒。 (このままじゃ・・・・。) ブリーフで吸収できなくなったオシッコがジャージを濡らすのは時間の問題。 そうしたらどうやって遠足を続ければいいのか? 他のクラスメイトに濡れたジャージを見られた後どうやって学校生活を送ればいいのか・・・・。 (トイレに行かないと!!) しかし、彼が使える唯一の個室のトイレにはまだまだ長い列。 (待つのは絶対に無理!!) (でも、みんな我慢しているし割り込むわけには・・・・。) (事情を話して譲ってもらうのは・・・・さすがに恥ずかしいしもし断られたらその場で漏らしちゃう!!) (ああっ、もうっ・・・どうしてこんなことに!?) (アイツのせいだ!!余計なこと言うから・・・・・。) 彼の脳裏に女子生徒の言葉が蘇った。 (そうだ・・・並ぶのがダメなら・・・・それしかない!! 漏らすよりはマシだ!!) 突如として列を離れて走り出す男子生徒。 (ここなら誰もいない!!) 周囲を素早く見渡しあらかじめ紐をほどいていたジャージに手をかけると素早くずりおろす。 そして、ブリーフに手をかけしゃがみこみながらお尻を出した。 ほぼ同時に響き渡るオシッコの音。 (はぁぁぁぁ・・・・。助かった・・・・・。) 恍惚の表情を浮かべる男子生徒。 しかし、しばらくすると自分がお尻丸出しであることに恥ずかしさを感じ始めた。 (ううっ・・・・。オモラシするよりはマシとはいえ流石にこの格好は・・・・。) 急いでお尻を隠したいもののオシッコが止まってくれないことにはどうしようもない。 だが、我慢に我慢を重ねた満杯の膀胱はなかなか空っぽにはならなかった。 (早く止まってくれよ・・・・早くしないと・・・・・。) 不安な気持ちになる男子生徒。 さらに運の悪いことにその不安が的中してしまった。 「おーい!! こっちで男が尻出してるぞー!!」 女子生徒の大きな声に驚きオシッコが止まってしまった。 「えー! なんだよそれ!!」 「なんで尻出してるってなんだよそれ!? ヘンタイか!?」 「うわー!! マジじゃん!! 尻丸出しじゃん!!」 「っていうかパンツ白ブリーフかよ!! ダッセェ!!」 続々と集まってくる女子生徒たち。 (ううっ・・・・。見てんじゃねーよ!! くそっ・・・・こんなことなら野ションなんてするんじゃなかった・・・・。) 彼の気持ちをよそにスマホを取り出しカシャカシャと写真を撮り出す女子生徒たち。 (やめろよ!! やめてくれよ!! ああっ・・・・早く・・・早く早く!!) 止まっては出てを繰り返すオシッコのせいで逃げることもパンツを履くこともできない男子生徒。 「まいったなぁ・・・・。もう紙がない!!」 「マジかよ! 俺も持ってないし・・・・。」 「俺も持ってない!」 「誰か持ってたら貸してぇ!!」 列は短くなったものの新たな危機に直面した男子生徒たち。 「ああっもうっ!! いつまで待たせるんだよ早くしろ!!」 後ろに並んでいた男子生徒が叫び出した。 彼は既に何度もオシッコをパンツの中にちびってしまっていた。 「ちょっと・・・・次は僕の番だから割り込まないでよ・・・・。」 「うるせー!! それならさっさと入ればいいだろ散々待たせやがって!!」 「だって紙がないんだもん!!」 「ふざけんじゃねーよ!! 紙なんてなくても俺はなぁ・・・俺は・・・俺はもう既によぉ・・・・。」 凄惨極まりない戦いを続ける男子たち。 さらに追い打ちをかけるかのように。 「そろそろ出発するから急いで!!」 女性教師の声が聞こえてきた。 「そうよ! いつまで待たせるのよ!!」 「どんだけトイレに時間かけてるのよ!! 早く出発しようよ!!」 「全く・・・・男って本当に困った生物よねぇ・・・・。」 トイレ休憩を終えて待ちくたびれた女子生徒たちの声も聞こえてくる。 (ま、待ってよ・・・。まだトイレしてない・・・。オシッコしてないのにぃ・・・・。)     

inserted by FC2 system inserted by FC2 system